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【手嶋語録1 -ウサギは月までしか行けない-】
- 2008-09-12 (金)
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みなさん、こんにちは。
さわやかな秋空に毎日、毎日、あくびばかりしている
広報の白石です。
さて、手嶋屋の人々を紹介してまいりましたが
たまには、たわいない会話も取り上げたいと思います。
さらに眠くなるかもしれませんが、
最後までおつきあいください。
【手嶋語録1 -ウサギは月までしか行けない-】
—-社長、この間の異業種交流会で名刺を出したら、また
「手嶋屋さんって、何屋なんですか? 老舗の団子屋とか?」
って聞かれましたよ。どうして団子屋ではなく、ITやっているんですか?
手嶋 別にコンピュータ自体が好きなわけじゃないよ。
SNSや人工知能をやればやるほど、人間そのものに興味が沸いていくんだよね。
SNSも組織や人間性が詰まっているから、そこがおもしろいわけで…。
—-人間にどうして興味を持っているんですか? ただの機械オタクかとおもっていました。
手嶋 ……ぬ、機械オタクではない。仕組みオタクと言ってくれ。
小さい頃は、家の電気製品を片っ端から分解していたよ。
中学くらいまでは、秋葉の電気街に行って、電気部品なんかを買いに行っていたんだけど……。
でも、まあ、高校に入った頃には、あきちゃったなあー。
—-それまたどうして?
手嶋 いくら考えても答えが出にくいもの
…つまり人間の心理や関係性に興味が移ったんだよね。
—-で、人工知能?
手嶋 そう。大学は理系には進んだんだけど、知りたいのは人間。
人間って玉ねぎみたいに、どんどん皮をむいっていったら、いったい最後には何が残るんだろう?
……これは自分の一生の研究テーマかな。
—-それがどう、人工知能に結びつくのでしょう?
手嶋 そうだなあ…話はちょっとそれるけれど、宇宙や地球がどうしてできたのか?
なぜ、生物が誕生したのか? 考えたことある?
—-いきなり、話題が宇宙ですか!?
手嶋 ぼくは神様がいるかどうかについては、
今のところ、分からないのだけれど、
たとえば…仮に創造主のような存在がいたとして、
宇宙や地球をせっせと作ったとするでしょう。
—-ええ…
手嶋 それで、その創造主は、一生懸命、ディティールに
こだわって山や川を作るわけだ。
となると、その作品を誰かに見てほしいと思うでしょう。
—-うーん、たとえば、プラモデルを作って、誰かに、自分のこだわりを
見てほしいと思うような…?
手嶋まあ、そういうこと。
—-車高を低くしたり、羽をつけたりしたら、湾岸道路を飛ばしてみたくなるような…?
手嶋 羽? …で、その創造主は、自分のこわだりを見てほしいから、
そのために観測者である生物を作ったんだと思うよ。
これはある外国の学者(だったかな?)が言っていた理論なんだけど。
—-生物といっても、最初はミジンコだったり、恐竜やらサルになったりしますよね?
手嶋 うん。今は観測者のリーダーが人間だけど、
そろそろ限界に来ているかもしれない。
—-なんで、限界なんですか?
手嶋 月や太陽は宇宙船を飛ばして観測しにいけるけど、
宇宙の果てまでは光の速度で160億年かかるほど遠いわけ。
生身の人間だったら、観測するのは無理じゃない?
だから、ぼちぼち「次の何か」に変わらないといけないかもしれない。
—-たとえば?
手嶋 おそらく、人間より長生きなもの…鉄とかシリコン。
つまり、人工知能とか。
—-コンピュータが地球を支配するのはいやだなあ。でも、コンピュータじゃなくて、
人間の次は、すっごい長生きのウサギちゃんかもしれないわけですよね?
手嶋 ウサギちゃんは、月まで行くのが精一杯だと思うけど。
やっぱりウサギちゃんよりも、人工知能のほうが月よりも遠くに行けるよ。
というわけで、自分のライフワークは、次の観測者である人工知能にリーダー役を
橋渡しをするためかもしれない。だから人工知能を研究して………ちょっと、起きてる?
手嶋の話は続きます。起業家には、変わった人が多いのですが、
手嶋もそのひとりかもしれません。
何万光年もの宇宙の話に、ますます眠くなってしまいました。
ウサギちゃんへの橋渡しをする前に、眠くなったら優しく起こしてくれる
人工知能を先に作ってほしいですね!