社長BLOG
情報社会はOpenPNE、分散型で設計する
- 2010-08-12 (木)
- 社長BLOG
mixiが丸24時間を超えるサービス停止を起こした。
自分はSFで描かれているような情報社会は、現在のmixi、GREE、Facebook、Twitter、そしてOpenPNEといったSNSが発展してできていくと確信している。
今回の一件で考えたのは、今後の情報社会は、マス型中央集約的なソーシャルネットを基盤とすべきか?それともOpenPNEを中心とした、分散型のソーシャルネットを基盤とするか?どちらの設計がより適しているか?ということ。
自分は後者、分散型が最適であるとこれまた確信している。
※そもそも分散型の情報社会を作りたいから、OpenPNEをつくりはじめたわけなのでね
現在のSNSでは、実際に使われているのは、飲み会の調整やサークルの連絡、そしてみんなでゲームという娯楽レベルだ。今回のサービス停止が起きても、個々のユーザーにとってのダメージは、せいぜい楽しみがひとつ減りましたというぐらいだろう。
しかし今後、社会の重要な役割をどんどんSNSの中に取り込んでいくとそうは行かない。生活、仕事、娯楽と社会的なコミュニケーションすべてがひとつのサービス停止で一気に不通になってしまうのだ。
それなら、こうした情報社会の基盤ははじめから分散型の設計にしておいて、会社、学校、趣味、地域、家族とそれぞれがソーシャルネットを持っているのが望ましい。たとえ会社が潰れても地域で、地域がダメでも家族で、と多重化されたフェイルセーフ的デザインが望ましい。
ちょうどインターネット自体が障害への耐性を高めるために、複数の情報経路を取れるように。
マス型SNSには、いつ止まってもいいマス型エンタメソーシャルネットを任せておこう。情報社会の重要な基盤は、OpenPNEをベースにして分散型で作っていこう。
※今度リリースするOpenPNE3.6はさらに情報社会の基盤として、充実してきているよ。