社長BLOG

なぜTSUTAYAと航空会社のポイントサービスがのし上がったのか?

答え

金銭価値を自ら創造できる、「うちでの小づち」を持っているから。

ポイントとは、商品を買ったりサービスを利用したりすると、主に支払った金額に応じてその企業が発行するポイントを付与され、次回のサービスに現金の代わりに利用できる仕組みのこと。

次回の利用時に現金を使わずに購入できるので、ポイントは突き詰めると未来に対する値引きである。

国内でポイントの強者といえば、TSUTAYAのポイントとJALやANAなどの航空会社のマイレージが有名だ。
このポイントサービスは、もはや自社のポイントサービスの枠を超えて、数百もの提携企業で流通する、企業が発行する一大独自通貨圏を形成している。

さて、なぜこの2つのポイントがのし上がることに成功したのか?

かたや400円のDVDレンタル対、かたや片道2万円の航空チケットだ。やっている仕事にもそれほど共通点が見受けられない。

だが、この2つのサービスには「そもそもサービスとして空席のものを、ポイントの交換価値として提供することができる」という共通点がある。
TSUTAYAにおいては、貸し出されていないDVD。航空会社においては空席の航空券だ。
これらは、たとえポイントの対価としてさし出しても、元々売れなかったものなので企業に取って大きな痛手にはならない。

それでも利用者からしてみれば、普段400円だして借りているDVDがおまけで付いてきたポイントで借りられるわけだし、普段2万円払っていた航空チケットをマイルで交換することができる。利用者にとっての価値は通常の現金と同じくらいに感じられる。

これが、ポイントサービスにおける「うちでの小づち」なのだ。

ポイントサービスでのし上がるには、このうちでの小づちの仕組みが必要だと思う。

※自分の直感で書いているので、ひょっとすると間違っているかも知れません。あしからず。

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