社長BLOG
プライベートSNSには強制入会という要素が必要かも
- 2011-05-20 (金)
- 社長BLOG
SNSの運営と開発についての研究をして6年。
われわれが専門で研究しているのは、特定の組織やコミュニティ向けのプライベートなSNS。
プライベートSNSは、日本人の感覚にとってもマッチする。村社会、本音とタテマエ、ここだけの話。などなど。
もともとあるコミュニティのメンバーだけが参加する。
誰でも入れるパブリックなSNSは興味のある人がある程度の人数いればいいのだが、プライベートは違う。
特定のコミュニティ全員が入ってくれないと、その真価が発揮できない。
全員に使ってもらうためとはいえ、運営者はメンバーに無理やり使わせることはしたくない。
世間のSNSで使われているような、自発的な楽しいコミュニケーションを作り出したいはずだ。
残念だが、自発的なプロセスによって組織メンバー全員がSNSを使うのは、これまでの経験上ほとんど不可能だ。
まだ結論は出ていないが、運営者は心を鬼にして、どんな手を使ってでも、全員を強制入会状態にする努力をした方がいいんじゃないか。
全部のSNSがというわけじゃないけど、社員向けSNS、学生向けSNS、組合向けSNSなどは、ある程度メンバーが揃ってないと価値が半減する。