社長BLOG

人が集う場が、コミュニケーションの場

では長く使える、コミュニケーションインフラとはなんであっただろうか?
例は極端だけど、いくつか挙げてみる。

◆非テクノロジ
・井戸(井戸端会議ができる)
・タバコ部屋、給湯室
・居酒屋(会社の人事は飲み屋で決まる、というやつね)

コミュニケーション用に設計されたわけじゃないけど、たまたま役に立ってるというところが面白く、研究しがいがある。
ポイントは、「人が集う場」ということ。

一方で会議室なんかは強制的に集められる専用の場、と位置づけている。

◆テクノロジ
ここは複数人コミュニケーションインフラかどうかは微妙だけど、押さえておこう
・郵便、電話、FAX
・電子メール、メーリングリスト、掲示板

これらは主に1:1のコミュニケーションの線であって、場ではない。

◆テクノロジ(ソーシャル)
・インスタントメッセンジャー
・mixi Twitter Facebook(流行SNS)
・プライベートSNS

ソーシャルになってから、線の数が多くなり、線から場へと進化した。

井戸やタバコ部屋なども、あえてたとえに出しているのには理由がある。

たとえ目的は違っていても、人が集う場がコミュニケーションプラットフォームになる。ということ。

単一な個人個人の線から、複数人の複雑な線の集合が、ソーシャルになってから実現した。

井戸は最低でも10年は使うだろう。
(タバコ部屋はなくなってきたが)給湯室も使い方も場所もそうそう変わるもんではない。
どちらも流行り廃りがない。

問題なのは、最近のコミュニケーションプラットフォームについてだ。
いうなれば、井戸や給湯室の場所が、2年ごとに変わってしまうことが問題だ。

毎年井戸の位置が変わり、毎回異なる参加者が集まるようであれば、そもそも「井戸端会議」という言葉は作られなかったんじゃないか?

現代、人が集う場として変わらないものは何であろうか?2年ごとにトレンドを追わなければならないのだろうか?

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