社長BLOG

しっかりしたAPIができたらフレームワークを変えてもいい

OpenPNE3はsymfony1.4ベースだ。
しかし、現在のSymfonyプロジェクトの主力はSymfony2に移っており、symfony1.4の進歩は今後、全く期待できない。

ただ、だからといっていきなりフレームワークをスイッチするようなバカな真似もできない。
つくってもらっているプラグイン全滅なんて、ひどいことしたくないし。OpenPNEコミュニティに対する反逆だ。

それでもコア開発としてフレームワークやORマッパーの変更が避けられなくなったとき、
どうすれば移行することができるのか?

ガソリンからハイブリッドに

ベースフレームワークがどーしたこーしたというのは、
OpenPNEコア開発者が考えることであって、OpenPNEのユーザーやOpenPNEのプラグイン開発者にはあまり関係がない。OpenPNEのユーザーはOpenPNEのユーザーだから、symfonyのユーザーではない。

車がガソリンからハイブリッドに変わったからと言って、ドライバーやカスタムカー業者に過度な対応を迫らない。
昔のタイヤやパーツ、運転感覚まで全部捨ててください。と言ってしまったら、さすがにだれも使ってくれないだろう。

OpenPNE APIの確立

では、OpenPNEがすべき事は何か?

それはユーザーの大部分が利用するOpenPNEのAPIを確立し、それを普及させることだ。
それはWEBベースのAPIかもしれないし、PHPのベースの内部データへのアクセス方式かもしれない。

今のOpenPNEはユーザーに対して、拡張したければ大元のフレームワークであるsymfonyをたたいてください、とお願いしている状況だ。なんとテーマをつくるデザイナーに対してまで。

使われるAPIを整備し、プラグイン作者や拡張するユーザーの大部分がこのAPIを利用することで事足りるようになればいい。

そうすれば、API仕様だけを維持すれば、ベースフレームワークやORマッパーを変更しても文句がないだろう。

スマートフォンAPIから

HOUOU12月号では、スマートフォン用のアクションAPIを整備している。
このAPI群は順調に発展すれば、スマートフォンだけでなくOpenPNE全体で使えるAPIに発展するだろう。

気合を入れて作っている。

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