社長BLOG

将来取り組む2つのチャレンジ

今回のHOUOUプロセスでは取り組めないが、将来的に実現する2つのチャレンジを共有しておく。

過去にも何度か記事にしているが、OpenPNEの将来像をイメージしながら現在の開発を進めることは有益だと思う。

OpenPNEは組織プラットフォームだ

まず前提として共有したいのは、OpenPNEがネット上に組織の居場所をつくるためのプラットフォームを目指すという方向性についてだ。

OpenPNEはmixiではないし、Twitterでもないし、Facebookでもない。渋谷のスクランブル交差点のように人ばっかりたくさんいるSNSをつくることを目的としたソフトウエアではない。

OpenPNEはさまざまな組織がネット上に安心して交流できる居場所をつくるためのソフトウエアだ。

グループの概念

現在OpenPNEにはコミュニティ機能があるが、これを「グループ」というもっと一般的な概念に拡張する。
グループは特定の機能を指すわけではなく、SNS中で特定のメンバー集団を表現するための機能だ。

SNSの全メンバーを表現するグループ
部署やサークルなど特定の集団を表現するグループ
誰かとリンクしているフレンドを表現するグループ

など、SNSの中で複数のメンバーをひとまとめに管理する機構は、すべてグループとして管理する。

グループメンバー・メンバーグループ

これはUnixから拝借した機構だ。Unixはメンバーをつくると、自動的にそのメンバーと同名のグループが作成される。
逆にグループがあるということは、それに相当するメンバーがいるということが予測できる。

OpenPNEにこれを適用したらどうなるのか?
tejimaというメンバーを作ったら、tejimaというグループが暗に作成される。
逆にfootsalというグループがあれば、footsalというユーザーがいてもいいかもしれない。

この概念をOpenPNEに持ち込むと価値がある。
まだまとまってないけど、こんな使い方を考えている。
「tejimaのフレンドはtejimaグループに所属させる」
「footsalグループのメンバーはfootsalグループに所属させる」

すなわち、
tejimaのフレンドであるということと、footsalバーチャルユーザーのフレンドであるということは等価である。
逆に言うと
tejimaグループのメンバーであるということと、footsalグループのメンバーであるということは等価である。

メンバー、グループパーミッション

ソーシャル・ネットワークに置ける最重要事項は、リンク機構とそのリンクに基づくコンテンツのパーミッション(共有範囲設定)だ。こちらもUnixからパーミッションについての概念を拝借しようとおもう。

手嶋のフレンドのみに公開というコンテンツはこんなパーミッションになる。
tejima:tejima r-xr-x—

手嶋のフレンドのみに公開(Wikiモード)というコンテンツはこんなパーミッションになる。
tejima:tejima rwxrwx—

SNS全体に公開(Wikiモード)というコンテンツはこんなパーミッションになる。
tejima:tejima rwxrwxrwx

手嶋がフットサルグループに投稿したとなると、こんな感じ。本人とフットサルグループのメンバーだけ閲覧可能にする。
tejima:footsal r-xr-x—

まだ練りが甘いけど、このまま進めていけば素晴らしいデザインができそうな気がする。

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