社長BLOG

既存ツールとのブリッジがOpenPNEに必要だ

これまで自分は大きな勘違いをしていたことがある。うすうす気づいてはいたが、ようやくはっきりした。

自分は世界のソーシャル化(世界中の組織や個人の生活や交流をSNS上で行えるようにする)を目指していた。
そのためにOpenPNEを便利にしていこうとせっせとつくっていた。

だって、mixiやTwitterやFacebookこれらのメガSNSは楽しいし便利だし、これがプライベートな仲間や組織でも使えたら、
もっと便利になる。自分が目指している世界のソーシャル化につながるじゃないか?と考えていたから。

ただ、SNSの中の機能だけをいくら開発しても、根本的にダメなんじゃないかと思うようになってきた。

OpenPNEの利用者は、学校だったり、既存の企業だったり、SNSに関係がない人達も参加している。
忙しく勉強したり働いている人全員に向かって、「君たちみんなSNSを使ってくれ」というのは少し横暴だとおもう。

メガSNSを使うのは、程度の差はあれどみんながSNSに興味を持ってるし、SNSを使おうと思う意欲のある人達だ。
そうじゃない人たちはそもそもアクセスしなくなるしね。

一方で、われわれが取り組んでいるOpenPNEは、SNSが好きか嫌いかに関わらずその組織の全メンバーを巻き込もうとしている。

SNSにはアクセスしないけどSNSにとって重要な人をカバーすることは、メガSNSに無いOpenPNEだけの使命だということに気がついた。

既存ツールとのブリッジ

SNSにはアクセスしないけど、既存の情報ツールにアクセスしてくれる人たちが、ツールを変えなくてもOpenPNEとかかわりを持つような、ブリッジ機能を持たせることが必要だ。

簡単な例をひとつあげる。

電子メールしか使わないひとには、SNSの中の人たちとのやりとりをメールを使ってできるようにする。

SNSの中の人たちには、掲示板やタイムラインとして表示させてあげれば、たとえSNSを使わなくても、実質的にSNSに参加しているのと同じことになる。

FAXがコミュニケーションの基板であれば、FAXインターフェースにしてあげればいい。

こうした既存ツールとのブリッジをしてあげることが、プライベートな組織参加者全員をソーシャル化するという、OpenPNEらしい進歩につながる。

今後、OpenPNEは、現実世界の住人と、サイバー世界の住人をブリッジさせるための接着剤、GLUEとして、発展させていきたい。

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