社長BLOG

OpenPNE3.8の見どころ

ミドルウエア化

OpenPNEのパッケージをシンプルにし、本体をミドルウエアとして扱うことにした。
このため、ほとんどのプラグインをパッケージからとりはずしている。

OpenPNEのソフトウエアとしての立ち位置を、ミドルウエアとしてはっきりさせたことによって、
今後は本体部分の信頼性を高める方向性に進歩する方向性をつくった。

OpenPNE本体は今後「プレーンピザ」を目指す。

一方でエンドユーザー向けには、距離が遠くなってしまう。
ここはサポートするプラグインを充実させたり、ホスティングサービスと連携し、手軽に届けられるようにしたい。
プラグインをセットにした、無料ホスティングのベータ版提供を初めている。

スマートフォン対応

一般向けの一番の目玉はスマートフォンに対応したこと。
OpenPNE3.8のコアをスマートフォンに対応させた。

スマートフォンに対応したプラグインは現在、
タイムラインプラグインとメッセージプラグインが対応している。
この二つのプラグインは、5月中にリリースを予定している。
この他、日記やコミュニティトピックなどの人気機能も、順次スマートフォン対応していく予定だ。

スマートフォンAPI

スマートフォン向けのスピーディなUIを実現するために、JSONベースのスマートフォンAPIを新規に導入した。
これにより、AJAXユーザーインターフェースを実現し、新規開発部分の画面遷移をこれまでの半分にすることができた。
このAPIはスマートフォン以外のPCやアプリケーションなどからでも利用できる。
従来のsymfonyベースの開発手法に比べ、スマートフォンAPIはJavaScriptのみで拡張できる。
今後のOpenPNEの開発や拡張が容易になるように設計している。

スマートフォンAPIのドキュメントサイトも準備している。

※sfFormやsfAction Doctrine Validatorなどを理解していなくてもOK

jQueryの採用

スマートフォンAPIの価値を引き出すためにjQueryを採用した。あわせて、クライアント側のレンダリングにjQueryテンプレート
を利用している。
API,jQuery,テンプレートの関係は次のようになっている。

ほとんどの機能をクライアント側で実現しており、サーバサイドの手間や負荷を下げている。

Bootstrap CSSの採用

CSSにBootstrapを採用した。Bootstrapはスタイルシートのフレームワークで、洗練されたデザインの土台を提供してくれる。
スマートフォンUIに全面採用している。opSkinUnitedPlugin opSkinCeruleanPlugin などの新たに作ったスキンテーマにもBootstrapは使われている。

スマートフォンAPI、jQuery、Bootstrapの採用はどれもチャレンジであったが、結果的に大成功であった。
次期バージョンのOpenPNE(4.0)ではPC版のデザインにも全面的に採用する予定だ。

DB構造が無変更

OpenPNE3.6と3.8は同一のデータベース構造を採用した。DB構造を変更していないのでバージョンアップが簡単に行える。

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