社長BLOG

ハッカソンを1年半、13回やってみて

PHPMatsuriや他の仲間が開催しているハッカソンに参加して、とても楽しかった。
自分でもやってみたいと思うようになって、始めたのが「ふじみ野発火ソン」です。

これまで1年半で13回だから、だいたい1ヶ月半に一度ぐらいの頻度で開催しています。

「ハッカソンは、エンジニアにとってとっても素晴らしいイベントだと思うよ」
「みんなもやってみてね!」

という思いをこめて、このイベントについて振り返ってみます。

そもそもハッカソンとは?

ハッカソンの定義は、

・ハック(クリエティブな開拓 Hack)とマラソン(Marathon)を合わせた混成語で、ソフトウエア開発者やクリエイターが、
決められた時間の中で集中的に開発を進めるイベント
・イベント期間中に実際に使えるサービスや製品のプロトタイプをつくり上げることを目的としている

です。エンジニアが集まってマラソン形式でハックする。マラソンと違って実際に走るわけじゃないので、距離の代わりに時間を決めてみんなで走り切る。というイベントです。

ふじみ野発火ソン

2011年11月26日第一回の「ふじみ野発火ソン」を開催しました。

埼玉県のログハウスで開催するので、
たき火を導入し、火をつけるハッカソンということで、発火にかけて、
「ふじみ野発火ソン」と、名づけました。

ちょうどGoogleがCampfire Oneというかっこいいイベントをやっていたので、これにもインスパイアされました。

◆Google の Campfire One

毎回、バーベキューだったり、たき火だったり発火しながらハックをしています。


◆ふじみ野発火ソンの風景

毎回イベント内容は細かく改善していますが、心がけていることがあります。

イベントを厳しくし過ぎない
ハッカソンは毎回活躍できるとは限りません。遊んじゃう、飲んじゃう、寝ちゃう、という人がいても受け入れています。
そんな人も、翌日の結果報告(ライトニングトーク)で、周りの人が活躍しているのを見て、がんばれなかった自分に悔しい思いをします。次回はがんばるという気になってくれます。

金曜の夜に開催
金曜日仕事明けにそのままイベントに突撃しています。イベント当日の業務は少々きついですが、
ダラダラ終電まで仕事をして、土曜日昼間で寝ている、なんてダメ休日スパイラルにしないためにも、メリハリが効いていいです。

遊び人も大事なメンバー
ついつい遊んじゃう人も、深夜の「ノイズ担当」として、ハッカソンイベントの大事な参加者として受け入れています。
発火担当、料理担当、たまにはボードゲームをやりに来ている人も。

遊び人がいるおかげで、買い出しが楽になったり、料理の質が上がったりして助かります。
実際ハッカソンイベントは参加者だけだと、回しきれません。
100%真面目なイベントを求めている方には合いませんが、あくまでも情熱や楽しみのためにやるイベントなので、
「他にも楽しいことをやっている人達がいる」というのも大事かなと思います。

優秀なエンジニアが集まる/育つ空間

経営者としてはハッカソンについて、単なるイベントにとどまらず人材教育的な視点でも注目していました。

・休日を使って行われるハッカソンは自主的な参加がほとんどで、自己のために投資する優秀なエンジニアが参加する
・初中級のエンジニアは優秀な仲間に囲まれて一緒に活動することが貴重な体験になり、成長スタイルを身に付けることができる

人材教育的な視点から考えると、
イベントを通じて多くのエンジニアに欠けている能力を短期間で身につけることができると感じています。

・共同開発のためのチームワーク
・決められた時間内で完成させる企画計画力
・ライトニングトーク発表によるPR力
・ボランティア運営を通じてのリーダーシップ

こうしたメリットがありながら、イベントの根底にあるのは
「おもしろい」というのが、ハッカソンの素敵なところです。

エンジニアには一般的になったハッカソン。
ぜひともいろんな人に参加し、全国各地で開催してもらいたいです。

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