社長BLOG
カラオケはなぜ1部屋ではなく1人いくらなのか?
- 2014-09-17 (水)
- 社長BLOG
カラオケボックス、借りるのは部屋(ボックス)なのに料金は一人あたりいくらと計算します。
この場合だと、ひとり30分250円というように。
1人で歌っても6人で歌っても、部屋を専有するわけですから、単純に考えると、店としては部屋あたりいくらで貸したくなるんじゃないか?
と疑問に思いました。
ひとりいくらのほうが儲かるから、カラオケボックスはやっているんですね。
自分はこれを、コミュニティ幹事のリスクという視点で考えてみました。
部屋ごとの料金にした場合、幹事は人数分の部屋を借りることになります。例えば6人部屋で3時間9,000円といったように。
6人ピッタリ参加すれば、ワリカン料金は1,500円となります。
しかし、1人ドタキャンして5人になった場合、ワリカン料金は1,800円になってしまいます。
こういう場合、参加者に言うのが面倒なので幹事が自分の財布から肩代わりして払ってしまうことが多いです。
これが幹事のリスクです。リスクを感じるとイベントの企画がおっくうになります。
カラオケボックスにとってみれば、幹事が企画してくれるからカラオケ会が成立し、お客さんが来てくれるわけです。
幹事に損をさせないような、ストレスのない料金設定にすることが、儲けにつながります。
どうせワリカンにするなら、店側がはじめからワリカンにしておいてあげればいい、ということですね。
ということで、カラオケボックスはボックス(部屋)でありながら、料金は1人いくら、という料金設定にするのだと自分は分析しました。
これ、いろんな商売に応用できると思いました。
フットサルコート、テニスコート、貸し会議室など、料金プランを見直すと儲かる、と言う業種がもっとありそうな気がします。