社長BLOG

お伊勢講について

今年は25年サイクルで行われる式年遷宮の年。

テレビでも特集が組まれるので、なんとなく気になった。

お蔭参り(お伊勢参り)のWikiPediaが面白い。

面白かったポイント

・「一生に一度はお伊勢参り」は、伊勢神宮を復興するためのキャンペーン企画であった
・当時農民や奉公人の移動は制限されていたが「伊勢神宮に行く」という名目であれば何故かスルーされた
・伊勢への旅行は基本的に全て徒歩、江戸から往復30日かかる大変な長旅であった
・当然費用も膨大にかかり、庶民の少ない蓄えでは伊勢への旅行は困難であった
・お伊勢講というシステムが考案(伊勢神宮のスタッフから、庶民に伝授)された
・戦前まで機能していたが、講がギャンブルの一種とみなされGHQに廃止させられた

お伊勢講のシステムは、ざっと次のようなかんじ。

村の仲間30人で1万円ずつ出し合って30万円の予算を作る。または、それを複数ヶ月ためて旅行に必要な額まで貯める。
かけた仲間の中でくじ引きをし、当選した人が総取りして、その予算で村の代表者として旅行に出かける。
伊勢神宮では、代表者として伊勢講に参加した村人全員の祈願をし、御札やお守りをおみやげとして購入する。

現代では、移動に30日もかからないし、生活に余裕もあるのでわざわざみんなでお金を貯めるようなことはしない。

でも、なんとなく伊勢講のしかけで、旅をするのはとても充実しているんじゃないかと思う。

・たとえ1人でも、30人分のお祈りをするという使命を持って旅に出かけられる、一体感がある
・旅立ちを応援してくれる、旅の帰還を祝福してくれる29人の仲間がいる
・当選した時は、自分でコツコツお金を貯めるのに比べて得した気分になる
・トータルでは一回分の旅行費用しか払っていないのに、30回バーチャルな旅をした気分になることができる
・途中まで掛け金をかけて抜け出すのは損であるので、村のコミュニティが長期安定化する

こうしたメリットも考えつく。

コミュニティの長期安定と、現代のお伊勢講を考えてみたくなりました。

ボードゲーム「カルカソンヌ」到着

手嶋屋のTGIF、ふじみ野ハッカソンで遊ぶためのボードゲーム、「カルカソンヌ」が到着しました。

TGIFは5月31日金曜日、ふじみ野ハッカソンは6月7日金曜日の開催です。

6/7 ふじみ野でハッカソンをやります

1か月後の6/7金曜日の夜から、埼玉県ふじみ野市でハッカソンをやります。
今回が11回目の開催です。

ハック時間9時間+αと途中でBBQや成果発表のライトニングトークが入ります。

WEBサービス開発したい人、クリエイティブなことに没頭したい人、OpenPNEについて知りたい人、歓迎です。
今月末まで参加者を募集中。定員は15人までなのでお早めにお申込みください。

詳細はFacebookのイベントページで。

小さなギークハウス手嶋荘の入居者を募集します

手嶋屋本社の空きスペース(元倉庫)を利用して、小規模なギークハウス「手嶋荘」を運営しています。

手嶋荘の様子はこちら

手嶋荘は、去年から2名で運営しています(以前は3名)。

現在、柏木くんが一人で入居、現在独り占め中。

彼は高校を中退し、大阪から出てきて東大合格を狙っている受験生。

東大生の先輩が週に何度か手嶋荘に教えに来てくれているそうです。
ということで、ギークでかつ国立大学を目指している受験生に特にオススメ。

あと一名入居者募集。

条件や入居時期などの相談は手嶋 (@tejima)までどうぞ。

Facebookページに手嶋屋ブログを配信します

手嶋屋社長ブログのなかで、これは特にみんなに共有したい!という記事は、Facebookページにも配信することにしました。

“info”のタグをつけた記事が配信されます。

※以降の記事はですますで書くことにしました。

オープンな無料SNSのサービスをスタートする

ずーっとβ版であった、http://pne.jp ようやくめどが立ったので、無料SNSサービスとして今月末スタートする。

何が目玉か?

・サーバを用意しなくてもSNSの運営がはじめられる
・Amazonクラウドで運用、サーバやデータの信頼性はAmazonクラウドに準拠する
・オススメのプラグインをセットにした「エディション」を提供、特定目的のSNSが作りやすくなる
・今後有料オプションも用意するが、自分で運用するよりは安くなるように価格設定する
・クラウドから出たくなったらデータベースをダウンロードして自分の環境に移せる

ソースもオープン、データもオープン、よってロックインなし。

一度入ったらやめられない、沼のようなクラウドサービスは、長期的にはユーザーのためにならない。

pne.jpは仲間と安心できるプライベートなSNSを、自由に作ることができるサービスとして、スタートする。

本格的な業務システムがAmazonクラウド上で動き始めた

かなり本格的な業務システムがAmazonクラウド上で稼働し始めたという記事。

稼働しているシステムは「売上・売掛金管理システム」「仕入・買掛管理システム」「テナント管理システム」「管理会計システム」という、どれも停止すると大きな影響のあるシステム。

引用元: 西鉄ストアの本部基幹システム、AWS のクラウドサービス上に全面移行 | スラッシュドット・ジャパン IT.

少なくとも運用コスト半額

運用負荷の低減

可用性の向上

これらを見込んでの移転とのこと。

コミュニティ屋としては、ActiveDirectoryやLDAPがいつ本格的にクラウド化されるか?
に注目している。

静岡大学の半期の授業でOpenPNEを使っていただけることに

静岡大学松澤先生の半期の授業で、OpenPNEを使っていただけることになった。


※こだま、ひかり、のぞみの揃い踏み。音速から高速になって、最後にもっと早く届くかも知れない祈りになった。
リニアモーターカーができたら、なんて名前になるんだろう。と思いながら、久しぶりに「ひかり」に乗る。

浜松駅新幹線改札前の、スズキの展示にビビる。

これはいい。このしかけ、ぜひ深田恭子か仲里依紗でやっていただきたい。

授業自体は、半期2コマ。思ったよりもボリュームが大きい。

選択するか決められるショッピング期間であったが、たくさん参加していただいた。

「自分がやりたいことをソフトウエアで表現するということは、いいよ、やってみない?」

ということを伝えたかった。

講義ではOpenPNEだけでなく、世間のソーシャルメディアを使ったりしながら、どうやって目的のコミュニティを自分たちでつくれるか?
ということをテーマに進めていくことになる。

自分としては、OpenPNEのコア部分を改造するプラグインまで作ってくれると嬉しい。

しばらく初心者向けのガイドが続くようなので、ここにハイエンド学生向けの課題をリストしておく。
全員に同じプログラムをさせるつまらない授業はやる必要がないし、先生もハイエンドな学生が足踏みすることを望んでいない。
ガイドはあくまでもシロウトを導くための講義だ。できる人はどんどん先に進んでほしい。

・プラグインをオンライン開発するためにGithub.comのアカウントを作っておく
・(環境を持ってなかったら)Amazon EC2のアカウントを作って、インスタンスを作る(しばらく無料で使える)
※もしクレジットカードが無くて登録できないとしたら、クラウド時代のエンジニアとしては失格。すぐにカードを発行すべし。
・OpenPNE3レポジトリをフォークする https://github.com/openpne/OpenPNE3
・すでに作られているOpenPNEプラグインをフォークして、どんな構造か確認する
・symfonyがわからなかったら、Jobeetあたりを勉強する
・自分でオリジナルのプラグインを作りGithubに公開する
・世間のOpenPNEユーザーに使ってもらい、フィードバックを受け取る

こんなところまで、学生の中の一人でも到達できたら、かっこいいね。

「幸せな人はバーには来ない」

出張中、京都のバーで言われた言葉。

長年バーテンダーをやっていますが、1つだけ言えるのは
「幸せな人はバーには来ない」

ということ。

長く続けているバーは客引き、呼び込みはしない。
ひょっとするとそれは、間違って幸せな人が入ってきちゃうからかもしれない。

作業を中断するときはデスクトップのスクリーンショットを撮るといい

創造性に火がついて、作業がノリノリで続くことがたまにある。

それでも翌日の仕事のために中断して、寝ないといけない。

時間ができたらまた作業に取り掛かりたいのだが、当時の状況、ノリ、テンションを忘れてしまうことが良くある。

どうしても作業を中断しなければならないそんな時は、作業全体の画面キャプチャーを保存しておくといい。

その時開いているエディターだったり、デバッグ中のFirebugだったり、操作しているGithubのツリーだったり。

3,4枚画像で撮っておくと、次にその作業を開始するときに、思い出すきっかけになる。

「ああ、このエディタでバグを潰していたんだった」
「そうそう、ブラウザチェックする途中だった」
「このサーバにログインしてログを確認していたところだった」

というように。寝る寸前なのでいちいち作業メモなどを書いておけないことが多いし、
メモでは、なかなか当時のテンションを復活させることはできない。

作業中断にはスクリーンショット。これはオススメである。

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