社長BLOG

ITリテラシの度合いを図にしてみた

武雄市が進めている、Facebookを使った行政サービス。SNSの業界人としてとても注目している。

メリット

・低コスト(ほとんど無料)で利用することができる
・最先端の洗練されたシステムであり、個別に作ったものに比べて使いやすい
・すでにたくさんの日本人が日常的に使っているため、告知をあんまりしなくてもいい
・アカウントは作成済み、新たな発行や管理の手続きが必要ない

デメリット
ソーシャルメディアのトレンドは2年周期で変わる、というところがポイント。

・Facebookはいずれ最先端では無くなる =>最高の使い勝手ではなくなる
・Facebookはいずれ日常的に使われなくなる =>アカウント発行の手間が増える
・FacebookはSNSが好きな人のためのもの、SNSが嫌いな人は参加させられない
・運が悪いと2年毎にコンテンツや業務システムの大移動をしなければならなくなる

ITリテラシの度合いを図にしてみた

こんな構図だ。この図は、人によって使いたい、使える、使えない技術が違うよということを示している。
緑が使いたい
黄色が使える
赤が使えない

だ。

武雄市長はこの中では、ITトレンドホッパーに分類できると思う。
さらに、市長になれるほどの人、おそらく手紙、電話、FAXなど、昔からある連絡手段も使いこなしているだろう。

それに続くのは、武雄市の職員。職員も納得してFacebookを使っているので、少なくとも勉強して、
Facebookが何であるか?どうすれば情報を更新したり、共有したりできるか?については理解している。

武雄市の住人はどうか?おそらくFacebookやソーシャルメディアを使いこなせる人が一部、使いたくない、または使えないという人たちが混じっている状況ではないかと思う。

最後にお年寄り。彼らは新しい技術には疎く、昔の技術のほうが使いやすいという状況だろう。

どうすればいいのか?
本体をFacebookだけに持っていく作戦は失敗だ。
Facebookに載せた情報を、図のようにITリテラシ水準の違う人達にうまく加工して届ける仕組みを作る必要がある。
レッドゾーン、イエローゾーンにかかっている人たちに、Facebookで発信されている情報をいかに届けるか?っていうところがキモだ。

また、これではFecebookが廃れた時のことはカバーできないので、OpenPNEを中心核にする作戦も検討中。いいのができたら共有したい。

ソーシャルメディアで共有できないこと

ネガティブな情報はソーシャルメディアでは共有できない。

そもそもソーシャルメディアは社交の場であるので、みんな大なり小なり気取った、着飾った振る舞いをする。

例えば寝坊して遅刻しても、それが許された場合は共有できるが、
お客さんの大事なミーティングを台無しにしてしまった場合は、それは共有できなくなる。(お客さんも見てるかもしれないし)

ネガティブな情報を共有するとき、その意味は「私ってこんなにダメなところもあるの、みんな可愛がって」だ。
よっぽど興味のある人でなければ、さらっとスルーしてあげたほうがいい。

ソーシャルメディアで共有できないことでも、親身になって答えてくれたり、打ち明けられたりできる場が必要だと思う。
OpenPNEはそんな場を作っている。

「今日ランチで1万円使っちゃった(平日手術ばかりでずっとカロリーメイトだし)」お医者SNS
「他社がイケてる製品出したぞ、なりふり構わずすぐパクれ!」社内SNS
「マスコミにはああ言ってますが、この支援団体の要望は必ず通しますから安心してください」後援会SNS
「会社には内緒だけど、ゴルフ行きましょう!」ゴルフコミュニティ
「隊長、会議が長引いて戦場に参戦できません。無念。」ゲームセンターSNS

ブログコメントをFacebookCommentに統合

コメントのスパム対策、管理が大変になった。
手嶋屋のブログを読んでいただいている人は、100%Facebook使っているだろう、ということで、

コメントシステムをFacebookCommentに変更した。

コメントできない場合は、 tejima@tejimaya.com に直接メールを頂きたい。

家族介護の闇SNSについて

家族介護には闇があるらしい。

自分は今33歳。まだ親が介護の年齢ではない。
周りでは家族の中で祖父、祖母がボケて、家族総出で介護をするケースが出てきている。

暮らしで必要な情報は、ほとんどネットから手に入るようになってきた。
モノの値段はカカクコムやアマゾンを必ず検索する。
旅行や出張では、じゃらん、YoyaQなどを必ず検索して、有利な情報を手に入れている。
世の中の素晴らしい情報は、ネットを通じて流れてくるもんだと信じている。

そんな生活を10年以上も続けているので、地域の情報、自治体の情報なんてほとんど見なくなっている。
でも、介護の情報は、探しても施設のサイトばかりで、当事者の生々しい情報が全然ネットに出てこない。

家族介護をしている仲間に話を聞くと、それはもう壮絶な内容で、たしかにこりゃ世間で流すような情報じゃないなと思う。
プライベートなSNSの中では、世間のSNSではなかなかできないような話が、できるのではないだろうか。

辛いけど、闇が深いけど、有益な情報交換、支え合いができるといいな。
手嶋屋はOpenPNEを使って、オンライン上の居場所を作るのが仕事だ。

家族介護の闇SNSを運営してくれる、コミュニティリーダーを探している。

「知識」と「知恵」についてのやり取り

スタッフ「サーバについては知識があまりない無いため判断ができませんでした」

自分「技術者が取り組むのは新しいものばかりなので、知識を増やすことも大事だが、知恵を磨いてほしい」

“知識”は経験や情報の蓄積、”知恵”は知識が不足する中、手持ちの材料で何とか乗り越える能力

先の分からない世の中なんで、知恵を磨いていこう。

大学SNSのキモ

デジタル・ナレッジさんでのセミナー。

メインテーマは

オンライン上に全学が参加できるキャンパスを作る

とした。大学におけるSNSの価値は

Facebookなど世間のSNSを教える練習場
ひとりぼっちドロップアウト学生を減らす
サテライトキャンパス・社会人学生・オンライン学部のコミュニケーション環境
学生・研究室の学習・研究情報の蓄積
事務局のオンライン窓口の開設進化した
学内ポータルサイト
分散する情報システムの一元化

大学における情報システムは、正直バラバラ。
アンケートを取った所、情報ポータルを持っている学校も少なかった。

OpenPNEで情報システムを束ねるオンラインキャンパスを作ろう!
と訴えた。

立命館大学の政策科学部が2007年から、OpenPNEを使って大学SNSを展開されている。
その論文をセミナーで引用させていただいた。大学SNSを検討している方に有益な資料だと思う。

いきなりSIベンダーに頼んで、巨大なSNSを作るのはおすすめしない。
まずは、オープンソースで無料で初めて、方向性、要件が固まってきたら本格的に全学で導入していただきたい。
ということで、まずはここOpenPNEプロジェクトから始めていただきたい。

選挙に勝つためのSNS

いよいよ、ネットを使った選挙運動が解禁される見通しだ。

選挙関連でSNSといえば、ざっくり二種類ある。
この二種類の違いをきっちり見極めて使いこなすことが、勝敗の決め手になる。

私を勝たせてくださいSNS

候補者の後援会、政党が運営するSNS。

「私を勝たせてください、応援してくれる方はこのSNSで一緒に活動しましょう」
というテーマのSNS。応援する人たちが参加する。

・講演会/サポーターのための寄り合いラウンジ
・選挙演説イベントのスケジュール告知
・イベント動員の呼びかけ
・スタッフ向け連絡網
・候補者へのリクエスト/陳情受付
・共同体意識の醸成
・寄付金の受付

などが、主な使い方になる。これはFacebookやTwitterではない。オリジナルでSNSをもつ必要がある。
OpenPNEの領域だ。

誰を勝たせるか?SNS

Facebookを始めとした世間のSNS、選挙区の地域SNSなどがこれに該当する。
勝たせてくださいSNSよりも、ユーザー数が圧倒的に多い。
しかし、マスコミも見ているし、粘着気質なネット論壇もウヨウヨといる。
立ち回りは慎重に。

・告知/イベント案内
・浮動層へのイメージアップ戦略
・「私を勝たせてくださいSNS」への勧誘

浮動層やネット論壇に気に入られて、いいムード、「勝ち馬に乗れ」的な勢いを作るのが主な目的。
突っ込んだ政策の話など、ネット論壇に噛み付かれるようなことはしないほうがいい。
徹底的にイメージ戦略を展開すべし。

選挙に勝つとは

支援者組織を活性化しその熱を世間に伝播させ「勝ち馬に乗れ」という空気を作り出す

ことだと思う。そのために、オリジナルのSNSを持つことは役に立つと思うな。

宗教団体のSNSについてミーティング

宗教団体にも当然SNSは必要だ。

5年前に仏教の団体にSNSを導入したのだが、その時はうまく行かなかった。

今回は成功させたい。

人の心を救う宗教団体が、SNSを使わない手はない。

MTGで話したこと

・地域支部ベースでの交流には限界がある
・SNSは全世界の信者が一同に介すことができる、オンライン上の聖堂だ
・スマートフォンで、いつでもどこでも共同体とつながることができる状況は、宗教のゴールに近い
・宗教には後ろめたさを伴う、Facebookや世間のSNSではなかなか話ができない
・元はといえば宗教は医術や科学技術などテクノロジーの届け人であった、ソーシャルメディアもどんどん使ってほしい

01/24 デジタル・ナレッジで、大学SNSのセミナー講演

24日 13:00〜14:20 大学でのSNS活用方法について、セミナー講演をする。

『大学におけるソーシャルメディア活用の最先端事例』
~SNSの父“手嶋 守氏”が読み解く「成功する大学SNS活用の秘訣」~

学校教育関係者は参加可能。秋葉原のセミナールーム。

話そうと思うテーマは次のとおり。

「SNSでオンライン上にキャンパスを作る意義」
「成功したSNSに見る、活性化施策」
「大学システムとの連携」
「トラブル対策」
「OpenPNEで始める最初の一歩」

教育機関にソーシャル・ネットワークは必要だ。
問題は、運営や盛り上げに手間がかかること。これをどう切り抜けるか?を一緒に考えて行きたい。

01/15 大阪市立大学セミナー【事後報告】

火曜日、大阪市立大学で、一コマゲスト講師を努めさせていただいた。

テーマは、ソーシャルメディアを理解しつつ、オリジナルのコミュニティをOpenPNEで作って欲しい。というもの。

※セミナーの資料自体は、ナマナマしいので今回は非公開。もっと自信のある完璧な資料を作るよ。

セミナーで重要なのは、ただ聞くことではなく、質問をしたりディスカッションをしたりすることだとおもう。

ソーシャルネットなんて、書き込むコンテンツをたくさん持っている人のもの。結局リア充じゃなきゃ使いこなせないじゃないか?

なんて真摯な意見もいただいた。

安心できる居場所を、OpenPNEで作るにはどうしたらいいんだろう。と抗議している側が考えさせられたセミナーであった。

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