社長BLOG
OpenPNEステッカーを送付中
- 2011-01-05 (水)
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今年から年賀状の代わりとして、手嶋屋と関わり合いになった、
お世話になったみなさまにOpenPNEステッカーを送付している。
※名刺の入力を始めたのが今年からなので、届いていない方もたくさんいます。ステッカーはずっと持ち歩いてますので、手渡しさせて下さい。
※OpenPNEに寄付していただいた方にも、送付させていただきます。必ず住所を入力して下さい。
DebianのRubyパッケージマネージャが辞任
- 2011-01-04 (火)
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Rubyのパッケージマネージャ(DebianにインストールされているRubyの管理者)がコミュニティに不満をいだいて辞任した。
DebianのRubyパッケージ管理者、Ruby開発コミュニティに不満を持ち辞任 – スラッシュドット・ジャパン.
スラッシュドットの記事に原因が書かれているが、自分は
日本語を中心とした開発体制への不満、OSごとのパッケージマネージャとのコミュニケーション問題に注目した。
OSごとのパッケージについては、正直自分にも不満がある。
Rubygemsを使うのが一般的のようだけど、できるだけRPMやdebパッケージで管理できるようになってほしい。
※PHPが好きな理由はほぼここにあるんだよね
先輩から勉強し、OpenPNEのプロジェクトに活かしたい。
電子書籍を”めくる”のは面倒だ
- 2011-01-03 (月)
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電子書籍を5冊ぐらい読んでみたが、そこで感じた違和感を書き留めておく。
自分は電子書籍をiPhone iPadの両方で読んでいる。(ガラパゴスやその他の電子書籍リーダーはまだ使う気がない)
そこで一番気になったのは、めくるという動作の煩わしさだ。これでほとんどの電子書籍を読まなくなってしまった。
いったい、本をめくる価値ってなんだろう?
情報を格納するハードウエアとして書物は、元々巻物のような形式で、後から製本技術ができたのかな?
(もっとさかのぼると石版やら竹簡やらがあるのかもしれないけど)
それが、製造、保存、流通など面で有利だから、現在は殆ど製本された状態で発売されている。
でも、電子データになったらハードとしての制約はほとんどなくなるのだから、巻物のようにはじめから終わりまで1ページでできていればいいのに、と思う。文章的に改ページを挟みたいときは、1から2画面分のブランクページをはさめばいい。
多くの電子書籍アプリは、文字の幅や行間を設定できてしまう。そもそもこの時点で
ここで改ページを挟みたい ここで間を取りたい
というような作家や編集の意図は無視されている。
電子書籍を5冊読む間に、WikiPediaは1000ページぐらい読んでいるんじゃないかと思う。
Wikipediaは本で言えば30ページ程度の内容が1ページにまとめられてスクロールできる。
ていねいにクリックして段落を開いたり閉じたりできるようにもなっている。
あくまでも自分としては、有料でいいのでWikiPediaみたいなフォーマットで電子書籍をリリースしてほしいよ。
OPVC24 OpenPNEで実現する新しい組織
- 2010-12-24 (金)
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24日目最終日は、OpenPNEでどんな新しい会社が実現するか?の完成予想図、ビジョンについて書いていきます。
オフィスが無くても運営できる会社のイメージ
※世界中の優秀な人達と働く(数多くのオープンソースプロジェクトやAutomattic社のような)
※会社に託児所があるのではなく、託児所のそばで働く、そもそも託児しなくていい働き方(ザッポスの在宅勤務)
※ダイナミックな組織(プロジェクトに最適な組織を編成する)
※新しい雇用体系
※旅人になる(手嶋の夢かも)
・書斎に通勤する
・カフェに通勤する
・託児所に通勤する
・生活する場所が変わる。仕事以外の要素(家族、環境、人生観)で決める。
・サポートスタッフもリモートになる
・会議の90%を削減する
・ミッション意識を共有するための会議
・文化や仲間意識を共有するためのオフラインイベント
・(自分も含めた)ぐうたらさんにはどうする?
オフィスがあってはならないわけではない
固い言葉で書くと、OPVCではオフィスについて、
オフィスは会社組織にとって必要条件ではなく、十分条件である
と考えています。会社にとって、オフィス(とオフィスへの通勤)を無くてはならないものから、それが無くても会社として成立させることができるようにしたいのです。
現在、ほとんどの会社にとって、物理的なオフィスはなくてはならないものです。
会議をしたり、お客さまを招いたり、機密データを管理したりします。
面と向かって議論をすること、お客さまや取引先と設備の整った環境で、対面で打ち合わせをすること。
安全な場所で機密データを管理すること。
これらはそれなりの理由があるから、オフィスで行われているんだと思います。
たとえOPVCができても、バーチャルにするよりもオフィスに来て、仕事をした方が効率的なことはいくらでもあると思います。
私は、オフィスでやったほうがいいことまで、無理やりすべてをバーチャル化しようとしているわけではありません。物理的な制約に縛られるのではなく、自由になった状態で、改めて、会議やコラボレーションを考えてみて欲しいのです。人生のかなりの時間を投じる会社組織での活動を今よりももっと進化させたいです。
・すべてのスタッフが毎日通勤をしなくてはならないのか?
・全部の仕事はオフィスでなければできないのか?
・物理的に出社できないという理由だけで、世界中にいる優秀な社員と一緒に働けなくてもいいのか?
・物理的に出社できないという理由だけで、今いる優秀な社員が一緒に働けなくなってもいいのか?(産休、育休、家庭事情の変化など)
OPVC22 バックアップとリストア
- 2010-12-22 (水)
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22日目はOpenPNE3のバックアップとリストアについて。
OpenPNE3はデータベースの種類によってバックアップ手法を選択する。
SQLiteの場合
SQLiteはデータベースをファイルとして管理しているので、バックアップも単純にファイルを保存するだけである。
・OpenPNE3フォルダ全体の圧縮
tar cvfz OpenPNE.tar.gz /path/to/openpne
・OpenPNE3フォルダファイル全体の展開
tar xvfz OpenPNE.tar.gz
これだけだ。
MySQLの場合
・OpenPNEフォルダ全体の圧縮
tar cvfz OpenPNE.tar.gz /path/to/openpne3
・MySQLデータの保存
mysqldump -u OPENPNEUSER -p PASSWORD –default-character-set=binary -h localhost DBNAME | gzip -9 > / openpne3.sql.gz
Linuxサーバ、Dropboxバックアップの黒魔術
- 2010-12-22 (水)
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※反響が大きければ追記します。@tejimaに連絡下さい。
プライベートでLinuxサーバをいくつも借りている。
こういうサーバのバックアップが一番困る。お金も手間もかけられない。
信頼性は商用レベルまで行かなくても、とにかくお金がかからず、お手軽なバックアップの仕掛けを完成させたい。
コンセプトは
・流行りのクラウド
・お手軽
・ローコスト、できればタダ
クラウドファイル共有といえばDropbox。これをうまいことLinuxサーバのバックアップに使えないだろうか?
DropboxはちょうどVer1.0正式版になったところだし、チャレンジしてみよう。
全体のイメージ
ServerA ServerB2つのLinuxサーバにバックアップ専用のユーザ(backup)を作成し、
backupユーザーにたいして、Dropboxをそれぞれインストール。
ファイルとデータベースをbackupユーザーのDropboxディレクトリに定期的に上書き保存されるようにし、
Dropboxのクラウド上に転送する。
このように構成はいたってシンプル。
手順1:Linux版Dropboxのセットアップ
GUIを使わないCLI版Dropboxをセットアップする。
差分バックアップがついた2GBの無料ストレージがもらえるので、個人目的としてはかなりの量のバックアップがこなせる。
手順2:Linuxサーバのバックアップファイルづくり
バックアップを取るべきディレクトリとデータベースを圧縮し、ひとつのファイルになるようにシェルスクリプトを書く。
tar cvfz /home/backup/Dropbox/ServerA.com/allfiles.tar.gz /var/www/OpenPNE
mysqldump -u xxxx -p xxxx –default-caracter-set=utf8 -A | gzip -9 > /home/backup/Dropbox/ServerA.com/alldatabases.sql.gz
このような書き方になる。
手順3:CRONでデイリーバックアップが取られるように設定
crontabを編集し、ファイル、データベースが /home/backup/Dropbox/sitename以下に毎日上書きされるように設定する。
10 4 * * * sh /home/backup/Dropbox/ServerA.com/backup.sh
手順3:SelectiveSync 別のサーバのバックアップが転送されないようにする
デフォルトではDropboxは全サーバのすべてのファイルを共有しようとする。
複数サーバのバックアップを取りたいときは、SelectiveSync機能を使って、別サーバは除外されるようにしよう。
./dropbox.py exclude コマンドを使う。
手順4:バックアップ状況の確認
正しくバックアップが取れている。
Dropboxは無料プランでも30日の世代バックアップをとってくれるので、同一のファイル名にして上書き保存すれば、この写真のように世代バックアップをきっちり取ってくれる。
※反響が大きければ追記します。@tejimaに連絡下さい。
OPVC20 スプレッドシートで組織を管理
- 2010-12-20 (月)
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20日目はスプレッドシートで組織を管理する
OpenPNEはネット上で組織運営をするためのソフトウエアです。
ゲームやファンクラブなどのエンタメ組織は、メンバーの自発性に任せていけばいいが、既存の組織の場合はそうはいきません。
すでにある組織の構造(部、課、学部、クラスなど)そのものをネットにコピーする必要があります。
運営者によるOpenPNE上での組織管理という視点が必要になります。
例えば会社を考えてみる。会社をOpenPNE上で表現するには、
・全員メンバー(正社員、契約社員、インターン)が参加する「全メンバー」コミュニティ
・各部のメンバーが参加する「営業部」「開発部」「管理部」コミュニティ
・職位、マネージメントなどが参加する「取締役」「部門長」などのコミュニティ
これらのコミュニティとメンバーを一致させる事が必要です。
opSheetSyncPluginはこうした組織管理をGoogleスプレッドシートで手軽に行うことを目指したプラグインです。
詳細は少々長いがムービーを観てください。
スプレッドシート上で”T”と表記すると、該当するメンバーがコミュニティに強制的に参加される、というところに注目してください。
プラグインはこちらから導入できます。
https://github.com/tejima/opSheetSyncPlugin/
オープンソースアプリの設置のしやすさについて
- 2010-12-14 (火)
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WordPressは設置が芸術的に簡単で素晴らしい。
同じオープンソースプロジェクトを運営する身として、あれは本当に素晴らしいことだ。
どんな環境でも、なんとなく動いてしまう。
それに比べればOpenPNE3はまだまだ。
利用者がソフトウエアに初めて触れ合う場所がインストールのプロセスだ。
今後もどんどん改善をしていきたい。
でも一方で、すでにroot権限付きのサーバが980円/月まできているという状況がある。
これからはWebプログラムでさえも1サーバを丸々と占有するような使い方が当たり前にできる。
インストールする場所なんか細かく選べなくても、rpmで簡単に設置出来ればそれでOKよ。という気分なんじゃないかな。
日本のモバイル向けOpenSocial拡張が、本家に標準化される
- 2010-12-14 (火)
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OpenSocialはほとんどPC向けに作られており、日本のモバイル環境(いわゆるガラケー環境)には適していなかった。JavaScriptが使えない、URLの長さに制限がある。など。
これまで日本ではOpenSocialを独自拡張したものを事実上の標準とし使ってきたが、OpenSocial1.1ではこの拡張を正式な仕様として扱ってくれることになった。
これは主に、ミクシィの田中さんの働きかけのおかげだ。
OpenPNE3もこの「日本仕様OpenSocial」にこれまで独自のソースコードで対応していたが、今後は本家の標準仕様を利用することになるだろう。
(Apache Shindigプロジェクトが、OpenSocialの標準実装ソフトウエアで、これをそのまま使えば済むようになる)
ソーシャルプラットフォームにとっては、共通化によってより多くのアプリを集めることができる。
アプリ開発者も標準化によって、多くのソーシャルプラットフォームを選べるのはメリットだ。
そしてわれわれOpenPNEプロジェクトにとっても、OpenSocialの実装がこれまでよりも楽になれば、ソフトウエアの進化を早めることができるので、とても嬉しい。
モバイル向けmixiアプリのOpenSocial拡張 「OpenSocial WAP Extension」が正式標準に:CodeZine.
OPVC13 IDCallで素早く呼び出し
- 2010-12-13 (月)
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13日目は、OpenPNEによるコミュニケーションのスピードアップに取り組みます。
OpenPNE上に会社を作るためには、業務として成り立つレベルまで、コミュニケーションのスピードを加速する必要があります。電話、対面での打ち合わせ、メッセンジャーなどのレベルを目標に、OpenPNEのスピードアップを目指します。
IDCallプラグインは、日記やコミュニティ、アクティビティなどのOpenPNEの基本機能をアシストするツールです。
書き込みの本文に @teijma などと入れると、相手にメールで通知されます。
@1つ(@tejima) でPCのメールに。@2つ(@@tejima)でPCと携帯に、@3つ(@@@tejima)で、電話呼び出しも行います。※電話呼び出しは現在実験中。
opIDCallPluginを導入することで利用可能です。