社長BLOG

OpenPNE3最速インストール版完成(SQLite)

これもテクノロジープレビューとしてリリースする。
OpenPNE3では正式にサポートされていないSQLiteを利用して、インストールの手間を最小限にしたバージョンだ。

インストール手順

パッケージのダウンロードと展開
http://dl.dropbox.com/u/151520/2010/OpenPNE3.6beta6SQLite.zip
上記サイトからダウンロードし、運用サーバに展開する。

インストールコマンドの実行
OpenPNE.ymlやProjectConfiguration.class.phpもあらかじめセットしてあるので、インストールコマンドを叩くだけ。
※セキュリティなどの問題はあとで考える。

symfony openpne:install –standalone –sqlite

Apacheの設定
VirtualHostを設定して再起動。

<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "/var/www/sns/SITENAME/web"
ServerName SITENAME
<Directory "/var/www/sns/SITENAME/web">
allowoverride all
</Directory>
</VirtualHost>

以上で完了。このインストール方法がおそらくOpenPNE3最速だろう。

OpenPNE3.6beta6のスタンドアローン&ミニマム版

※2011/01/23 現在のミニマム版は OpenPNE3-mini-TP2.zipです。こちらを使ってください。

スタンドアローンモードかつ最小のプラグインしか含めないミニマム版を作成した。

プラットフォームとして使える、さっぱりしたOpenPNE3をぜひ体験していただきたい。

https://github.com/tejima/OpenPNE3/zipball/3.6beta6minimum-PR

インストール方法は、パッケージをUnix環境に展開後

symfony openpne:install –standalone

アクティビティ(つぶやき)のみが有効になっている。

インストールは通常版の1/3程度の時間で終了する。

以下はスクリーンショット。

【予告】OpenPNE3.6の最小パッケージ版を作成

OpenPNE3のプラグインを最小に絞ったバージョンをプレビュー版として作る。
・最小限の認証プラグイン
・Ver3用のスキン1セット
・その他のプラグインは全部取り外す
・ネットワークなしでインストール可能(スタンドアローンモード)

こちらもVer3.6のリリースに向けて、先のスタンドアローンモードと同じように提供する。
反響が大きければ、継続してリリースしていきたい。

OpenPNE3.6beta6のスタンドローンモード(プレビュー版)

土曜日の勉強会のミッドナイトハック。

OpenPNEをローカル環境でインストールしたい、という声に対応して。

ネットを使わずにインストールできるスタンドアローンモードを追加した。
デフォルトでインストールするプラグインを予めパッケージに組み込んである。

インストール手順は以下のとおり

1:パッケージをダウンロード

https://github.com/tejima/OpenPNE3/zipball/3.6beta6standalone-PR

2:DBの作成
OpenPNEで利用するデータベースを作成する。

create database openpne3 default character set = utf8;

3:インストールコマンドの実行
スタンドアローンモードのオプションを追加してインストールする。

symfony openpne:install –standalone

4:Apacheの設定変更
VirtualHostをダウンロードした先のパスに合わせる。

<VirtualHost *:80>
    ServerAdmin webmaster@dummy-host.example.com
    DocumentRoot "/var/www/sns/hostname.com/web"
    ServerName hostname.com
    <Directory "/var/www/sns/hostname.com/web">
      allowoverride all
    </Directory>
</VirtualHost>

詳細はドキュメントを参照
https://github.com/openpne/OpenPNE3/raw/OpenPNE-3.6beta6/doc/ja/OpenPNE3_Setup_Guide.txt

本パッケージはプレビュー版として公開する。

※2010/11/26追記
インストールは完了するが、管理画面でプラグイン一覧を表示しようとするとエラーが発生する。現在修正中。

セカイカメラアプローチ、OpenPNEアプローチ

セカンドライフ、セカイカメラのようにSFの未来世界をそのまま表現しようとするアプローチがある。
これは分かりやすい。ただ、現実のテクノロジーや、利用者がついてこれなくて頓挫することが多い。

セカイカメラもそのスポットにはまってしまったのではないかと、心配している。

一方でわれわれOpenPNEのアプローチは

「あと20年後にSFの未来世界ができるとして、それは今だったらどんな姿をしていたのだろう?」

という”今”を基点にして、未来にむかっていくボトムアップのアプローチだ。

どちらがうまくいくかというのが言いたいのではなく、どちらも必要だと思う。

ただ、われわれが進む道はOpenPNEアプローチだよ、ということ。

セカンドライフ、セカイカメラを経験して、ボトムアップのアプローチのほうがうまくいくかも!?

と思ったら、ぜひわれわれのプロジェクトに参加していただきたい。

司会業デビュー

イーキャリアの依頼により、Ruby発明者のまつもとゆきひろ氏、GREE CTOの藤本真樹氏の対談番組の司会をさせていただいた。

「2010年代のオープンソース/ソーシャルメディアの行方」
をタイトルにして、日本を代表するエンジニアの両氏に語っていただいた。

いやー、緊張した。USTREAMのアーカイブが流れると思うので、そちらを観ていただきたい。

http://www.ecareer.ne.jp/contents/careerstream/index.jsp

以下、写真を何点か。

11/18 14:00〜 まつもとゆきひろ氏、GREE藤本氏、手嶋でUST

オープンソース&ソーシャルについてのUSTREAMを 18日木曜日14:00〜開催。

タイトルは
「2010年代のオープンソース、ソーシャルメディアの行方」

放送はこちらから
http://www.ecareer.ne.jp/contents/careerstream/index.jsp

参加は、
オープンソースソフトウエア言語Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏
GREEのCTOであり、PHPフレームワークethnaの開発者でもある藤本真樹氏
番組の進行役、エンジニア代表として手嶋

オープンソース&ソーシャルメディアということで手嶋が進行役として呼ばれた。
日本を代表するソフトウエアエンジニアの両氏の対談をぜひ生で聴いていただきたい。

テーマは当日確認していただきたいが、

◆エンジニアの教育、待遇、キャリア
◆OSSコミュニティのソーシャル化
◆ソーシャルサービスをつくる上での開発言語について
◆大規模化への対応
◆ソーシャルメディア、オープンソースの今後

この辺りを聞いていこうと思う。乞うご期待。

http://www.ecareer.ne.jp/contents/careerstream/index.jsp

「デジタル教科書はいらない」なんて言っている人はいらない

デジタル教科書はいらない なんてバカな議論をしている人がいる。

本のタイトルだから、煽るんだとおもうけど、こんなタイトルを作者が認めることじたいがカッコ悪い。手で書くことが必要だとか。難しいものにチャレンジする心が必要だとか、全くもう。

※この本は、まだ読んでません。ひょっとしたら本文には「それでも進化させていかなければならない」なんて、いいこと書いてあるかも知れない。

それは、あなたが子供の頃に勉強をした成功体験を語っているに過ぎない。

自分だって科学を愛する者の端くれとして、
「手を動かしながら学習することの、記憶や思考に対する効果」

というのはある程度理解している。で、あるならば、はなから駄目というのは待って、手を動かしながら学習できるように、デジタル教科書を進化させればいいではないか?

たとえば、鉛筆がいつ日本に入ってきたかは分からないが、
「鉛筆はいかん、筆で書かないと知識として身につかないんだ」というような押し問答が昔はあっただろう。

それでもわれわれは鉛筆を受け入れている。
※シャーペンは駄目だ、ボールペンは駄目だとかわけわからない分類はまだあるけどね。

いま、デジタル教科書はいらないなんていっている人は、10年たったら、鉛筆はいらないと言っていた恥ずかしい人たちになっちゃうよ。

こんなタイトルの本が国会図書館に保管され、永久に保存されるんだ。
しかもこの図書館もいずれ”デジタル化”されて、絶版されても永久に情報として閲覧できる状態になるんだ。恥ずかしいね。

反論1 数学、物理の教科書

数学や物理は3次元空間、時系列も含んだ4次元時空を扱う課題が多い。
これを静止した2次元の紙で理解することは無駄が多すぎる。

t=1の時の波はこれ、t=2の時の波はこれ。
この空間を正面からみるとこれ、上から見るとこれ。

これはデジタル化しかない。時間をコントロールできる再生ボタンが付いていて、さらに3次元を操作できるように、グリグリ指で操作できる方がいい。

反論2 ランドセルが軽くなる

重すぎるランドセルは虐待だろう。成長にも悪い。

現代を生きて行くために必要な情報は、昔のようにランドセルに時間割で詰め込めば済むような量ではない。小学生が、図書館一件分を持ち歩くようなスケールで情報を扱う必要がある。

OpenPNE上に会社をつくる

通勤時間はもったいない。時間がかかるだけならまだしも、モチベーションを下げてしまう可能性まである。

もっと言えば、そもそも世界中の優秀な人達と一緒に仕事をするためには、通勤があってはならないのではないか。

OpenPNEで作られたサイト上に会社をつくることができれば、この課題をクリアできるのではないか。

オフィスに出勤せずに、ネット上のOpenPNEに出勤する。
オフィスや工場を会社と思わずに、OpenPNEが会社のイメージになる。
オフィスに託児所をつくるのではなく、託児所のそばで働く。

これをゴールに、OpenPNE上での会社作りにチャレンジする。

※連載になる、、、予定

「求める人同士を直接つなぐ」のがネット

東急ハンズで見て、企業の直販サイトで買う

本屋で立ち読みして、Amazonで買う

転職サイトで求人票を見て、企業の採用ページに直接申込む

これらすべては、ネットによって実現したことだ。
商品をつくる人とそれを手に入れたい人
希望の仕事につきたい人と、雇いたい人

ネットの本質のひとつは、

「求める人同士を直接つなぐ」

ことにある。ネットの登場によって、既存の企業はビジネスモデルの変更を迫られるかもしれない。

例えば、東急ハンズのような業態の場合

「お客からは入場料を取る。メーカーからは展示料を取る。」

この形態に移行し、ネット販売専門にしてもいいかも。

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