社長BLOG

専修大学の講演で発見したこと

学生から質問をもらった。

yuz_mikan Nov 02, 5:46pm via yubitter
@tejima 絶対にソフトウェア化するべき・してはダメだと考えているものはありますか??

この質問。

OpenPNEによって社会をどんどんソフトウエア化していこうという話をしたことに対して、こんな質問が来た。

それに対する返答で発見した。

自販機や自動ドアが「ありがとうございました」「いらっしゃいませ」と電子音でいうのは、ソフトウエア化によるあきらかな失敗だ。しかし、これはソフトウエア化してみてはじめて失敗だったことがわかる。

社会をソフトウエア化するにしても、絶対にしてはならないものがあるはずだ。手嶋も全部何でもかんでもソフトウエア化すればいいとは思っていない。それでもまずソフトウエア化してみることで、これはやっぱり駄目だ、リアルのほうがいい。とはじめてはっきりわかるんだと思う。

※質問をしてくれてありがとう。

11/05 11/06 関西オープンフォーラムに参加

11月5日6日関西オープンフォーラムに参加する。
スケジュールは以下のとおり。

◆昼のスケジュール
5日 関西オープンフォーラム
6日 関西オープンフォーラム
7日 学生とMTG

◆夜のスケジュール
5日 PNEナイト@アルバーダ
6日 仲間と@アルバーダ
7日 19:00ごろ東京へ

※関西方面のOpenPNE仲間にはお話できるようにお声がけします。連絡もお待ちしています。

連絡は @tejima まで。

専修大学で講義

講義の音声ファイルと、スライドをアップする。

OpenPNEプロジェクト、手嶋屋インターン、手嶋荘入居、いずれもぜひよろしく!
http://twitter.com/tejimaまで連絡ください。

http://dl.dropbox.com/u/151520/tmp/20101102senshu-u.ac.jp.mp3

http://dl.dropbox.com/u/151520/tmp/20101102senshu-u.ac.jp.ppt

【年齢について削除しました】社会や組織インフラを考えたいWEBエンジニアを募集

※【追記】年代を示して人物像を明らかにしたかったのですが、法律違反でした。年齢条項を削除しました。

ひと通りのPC、携帯のWEBサービス開発を経験してきた。最近はソーシャルゲームの仕事をよくやっている。これもいいんだけど、同じことの繰り返しになり飽きてきた。ゲームほど派手じゃなくても、もっと役立つ社会インフラをやりたい。

こんな方は、ぜひ手嶋屋に参加し一緒に働いてください。

https://www.tejimaya.com/jobs

なぜTSUTAYAと航空会社のポイントサービスがのし上がったのか?

答え

金銭価値を自ら創造できる、「うちでの小づち」を持っているから。

ポイントとは、商品を買ったりサービスを利用したりすると、主に支払った金額に応じてその企業が発行するポイントを付与され、次回のサービスに現金の代わりに利用できる仕組みのこと。

次回の利用時に現金を使わずに購入できるので、ポイントは突き詰めると未来に対する値引きである。

国内でポイントの強者といえば、TSUTAYAのポイントとJALやANAなどの航空会社のマイレージが有名だ。
このポイントサービスは、もはや自社のポイントサービスの枠を超えて、数百もの提携企業で流通する、企業が発行する一大独自通貨圏を形成している。

さて、なぜこの2つのポイントがのし上がることに成功したのか?

かたや400円のDVDレンタル対、かたや片道2万円の航空チケットだ。やっている仕事にもそれほど共通点が見受けられない。

だが、この2つのサービスには「そもそもサービスとして空席のものを、ポイントの交換価値として提供することができる」という共通点がある。
TSUTAYAにおいては、貸し出されていないDVD。航空会社においては空席の航空券だ。
これらは、たとえポイントの対価としてさし出しても、元々売れなかったものなので企業に取って大きな痛手にはならない。

それでも利用者からしてみれば、普段400円だして借りているDVDがおまけで付いてきたポイントで借りられるわけだし、普段2万円払っていた航空チケットをマイルで交換することができる。利用者にとっての価値は通常の現金と同じくらいに感じられる。

これが、ポイントサービスにおける「うちでの小づち」なのだ。

ポイントサービスでのし上がるには、このうちでの小づちの仕組みが必要だと思う。

※自分の直感で書いているので、ひょっとすると間違っているかも知れません。あしからず。

プログラムでは時には設計をあきらめることも必要

プログラムの設計は、コンピューター上の世界や空間をデザインするというとてもクリエイティブな作業だ。
コンピューター上には制約やルールが少ないので、何パターンでも設計をすることができる。

これが良くもあり、悪く転ぶこともある。たいていはつくって、使っていくうちに当初の設計の不具合に気付き、設計を途中でどんどん変えていく。改善できればそれはそれでいいのだが、中には袋小路にはまってしまって、リカバリーがうまく行かないこともある。

自分の経験では、JavaMailにかなり苦労させられた。
OpenPNEの前身はPNEという転送メールのサービスで、当時学生だった自分はこの転送メールの処理をJavaMailでやろうと考えていたのだ。

JavaMailというのはJava上でメールを扱うためのライブラリなのだが、結論からいうと、この設計にかなり無理があった。
それまでJavaの設計は魔法使いのような人たちがやっているので、完璧なんだろうと思っていたが、そうじゃないこともあるんだとそのとき初めて感じた。

設計の対象である電子メールというものは、とにかく仕様がぐちゃぐちゃで、エレガントに扱おうとしても元々無理がある。ぐちゃぐちゃならぐちゃぐちゃのまま簡単に扱えるようにすればよかったのだが、それをがんばってJavaですべて設計してしまったところが、失敗だったと思う。結果として、メール処理関連だけで130個もクラスを作ってしまった。そもそものメールが複雑なので仕方ないにせよ、これはきつい。

どうすればよかったかというと、これといった結論は無いのだが、おそらくは、メール処理のコア部分にJavaを使わずに、Unixのネイティブプログラムやスクリプト言語などで、場当たり的なコードを書くべきだったと思う。

エクセルもゼロを発明すべきだ

エクセルの行は1から始まる。

これが非常に使いにくい。

たいてい一行目は見出しとして使うので、うまく並べようとしてもずれてしまうのだ。

そのため、番号の行を別に用意せねばならず、また頭の中で+1したり-1したり考えなければならない。

もしエクセルの行が0から始まれば、何件のミスが無くなるだろう。

IT土方という言葉について

IT土方、デジタル土方という言葉がある。

でも、土方からクリエイター、アーティストまでが地続きにつながっている業界って、そんなに多くないと思う。
そう考えると悲観することじゃない。

問題は、土方から卒業しようとしないこと。
そこにパソコンがあるのに、クリエイターになろうとしないことだと思う。

アンチクーポン

自分はアンチクーポンだ。

何が嫌いかというと

一見さんに優遇して、常連さんを優遇しない。

この姿勢が感じ取れるから。

常連さんの身にもなってください。

せっかくそのお店に愛着をもって来店するのに、割引を受けるには
毎回恥ずかしい思いをしてクーポンを出さないと行けないんだよ。
「クーポンで安くしろよ」自分
「安くしないとこねーのかよ」店
こんな関係になってしまう。

お店側だって、常連だってわかっていれば、勝手にクーポン分ぐらい値段を引いとけって思うわけ。
でもそれはしないよね。店側は定価がその店に合ったサービス価格だと思っているから。
クーポンで割り引く以上のサービスを提供してくれればって思うけど、それをうまく体験できたことがない。

お店側も、図のように
「最初のお客をつれてくるのは業者の仕事」「リピートしてもらうのはお店の仕事」
と思ってるんじゃなかろうか?

自分は

クーポン=>新規来店=>常連

というケースを経験したことはなくて、たいてい

紹介=>来店=>常連

というパターンになる。
あとで調べてみると、その店はたいていクーポンを出していない。

さらに、最近のグルーポン系サービスの隆盛は自分のポリシーに反する。

これもお客さまと長期的な信頼関係を築いていく助けにならない。
※そのお店を知るきっかけを作るという意味では、十分な価値があると思うけれど。

好きだったお店が、こういうサイトで「500名限定50%オフ!」なんてやられていると、
次に行きたくなくなってしまう。

ささやかなる抵抗として、アンチクーポンのサイトを作っていこうと思う。
半年以内に、グルーポン系サービスに掲載したことを調べるサイト。

そのサイトに載っていたら、とりあえず個人としては行くのをやめる。

ダークなFacebook

ザッカーバーグの発想は「ダークなFacebook」だった http://bit.ly/aVj9XE

面白い発想だ。Facebookは何人ユーザーを獲得してもソーシャルネットの猥雑さを忘れていない。
※レコメンドに女性が沢山出てくるところとか

人間の俗っぽさを許容したシステムに仕上がっている。mixiがどんどん優等生的にキレイになっていく中ではFacebookのやんちゃっぷりが特に目立つ。

5億人が参加する世界の設計者の気持ちが少しわかるかも。

元記事をぜひ読んでいただきたい。

OpenPNE�~�蓈���񋟃T�[�r�X�̂��m�点

  • ��K�̓z�X�e�B���O
  • �Z�p�T�|�[�g
  • �J�X�^�}�C�Y
  • OpenPNE Manager
  • ���q���܃T�|�[�g

ページの先頭に戻る