社長BLOG
既存の組織を「ソーシャル化」するのはOpenPNEの大事な仕事だ。
- 2010-04-13 (火)
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エンターテインメントをソーシャル化したり、もともとネット系の人たちをソーシャル化するのは、一般のサービスがいち早く対応する。
OpenPNEには今のところ、きらびやかなアバターやゲームはついていない。対応するクライアントもまだまだかもしれない。
「ID管理やセキュリティ対策や、カスタマイズなどいろいろあって、いいとはわかっていっても、うちの会社にはTwitterは導入できないんだよ。」
という、既存の組織を革新するためにOpenPNEは活躍したい。
そのためには、すべてオープンソース化された自由なソフトウエア基盤が必要だと信じている。
学籍番号と連携する。企業のActiveDirectoryと連携する。図書館のIDと連携する。ひょっとしたら住基ネットととも。
これは今のところOpenPNEにしかできない、大事な仕事ではないかな。
OpenPNEにTwitter互換APIを搭載する意義
- 2010-04-13 (火)
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川原さんが、OpenPNEにTwitter互換APIを搭載するプラグイン「opSimpleActivityAPIPlugin」を開発中だ。
ソースはここからアクセスできる。
http://github.com/kawahara/opSimpleActivityAPIPlugin
OpenPNEはVer3.4からソーシャルメディア内のコミュニケーション速度をっ向上しリアルタイム化するために、アクティビティという機能を搭載している。
「無数にあるTwitterクライアントからOpenPNEにも投稿できたら、どんなに便利だろう?」
その夢の第一歩になるのがTwitter互換のAPI搭載だ。もちろんAPIを搭載しただけではダメで、クライアントアプリ側が対応してくれなければ投稿は実現できない。今回のハックは、クライアントアプリがOpenPNEに対応するための技術的コストを極限まで下げることを目的としている。
TwitterAPIはすでに数多くのミドルウエア、ライブラリが対応している。
PHPならZend Frameworkにライブラリがあるし、
http://framework.zend.com/manual/ja/zend.service.twitter.html
JavaならTwitter4J、
http://twitter4j.org/ja/index.html
RubyもGemにライブラリがある。
http://twitter.rubyforge.org/
これらの既存ライブラリも、数行書き換えるだけでOpenPNEにアクセスできるようになる。
コミュニケーションのしやすさは、メッセンジャーでも、ブログでも、mixiやGREEでもなく、現在はTwitterがナンバーワンだ。
Twitterの素晴らしさを真剣に見習い、OpenPNEのコミュニケーション体験を向上したい。
OpenPNEを研究に利用する会@新宿御苑(04/16 15:00~17:00)
- 2010-04-13 (火)
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4/16 OpenPNEを研究で利用する会の2回目を開催する。
「OpenPNEを研究に利用する会」は、企業や教育機関の研究を目的として、OpenPNEのソフトウエア、開発コミュニティ、OpenPNEの利用組織とそのユーザーデータを研究に役立てるために、開発者、研究者、サイト運営者が相互に協力する勉強会だ。
今回は、OpenPNEのコミュニティ活性度を視覚的に分析する
「アクティブ遷移図」という視覚化手法を研究している、名古屋大学の鳥海先生に参加していただき、議論を進める。
OpenPNE用のアクティブ遷移図プラグインについてはこちらで説明している。
http://www.openpne.jp/archives/4833/
参加申し込みは、ATNDから受付中だ。平日の昼間で参加が難しいかもしれない。研究目的でOpenPNEを利用したい方は誰でも歓迎する。
※ギリギリですみません。
「インターンやろうぜ!」セミナー@早稲田大学インキュベーションセンター(04/14 19:00~21:00)【中継あり】
- 2010-04-13 (火)
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いよいよ明日、パネルディスカッション形式のセミナーを開催する。
向上心の高い学生と対話することを目的としたセミナーだ。
自分以外にも、学生時代から起業家として活動していたメンバーが集まる。
手嶋が話そうと思うこと
自分は学生時代に、技術書を出版したり、卒業研究と掛け持ちし、院生に手伝ってもらいながら仕事をしていた。みんながヨーロッパやアメリカへ卒業旅行しているなか、せっせと取引先周りをしていた。そんな当時を思い出す。
・なぜ起業するのか?何を基準に仕事を選ぶのか?
・仕事とは「ある人が嫌がることを、自分が進んで取り組むこと」
・テクノロジストになろう
・ノマドワークスタイル
・ベンチャー企業でのインターンから得られるものは何か?
・現代のトキワ荘「手嶋荘」とは?
参加申し込みはこちらから。
当日参加できない方のために、Ustream中継も予定している。
テクノロジストのアウトドア入門
- 2010-04-12 (月)
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自分には仕事や研究以外の趣味がほとんど無い。少しはまっとうな趣味を持とうかなと思い立ったのが一年ほど前。いいかげんそろそろ決めなくてはまずい。そういえば小さな頃から山や畑はよく行っていたので、その延長でアウトドアを趣味にしようと思い立った。
試しにアウトドアグッズを見てみたのだが、これが自分にとって、とても魅力的なのだ。装備を軽量化するため極限までコンパクトにまとめられている道具たち。聞いたことも無いような新素材を使ったテント。灯油でもガソリンでも無い特殊な燃料。これはハマる要素が満載だ。もっと深掘りしてみよう。
手始めに、そもそも既存のアウトドアのスタイルを分類すると次のパターンになるのではないか?と、客観的な分析をしてみた。
・スポーツ系
山登り、ランニング、マウンテンバイク、釣りなど。本格的な趣味があり、その延長線として必然的にアウトドアになるケース。
自分の親戚は大学時代ヒマラヤ登頂にチャレンジしていたそうで、これは本物のアウトドアだ。
装備に無駄がなく、本気レベルが高い。
・生活系
キャンピング、料理、畑、ものづくりなど、自然の中で生活の一部を行うことを目的としたアウトドア。
忙しい都会を離れ、休日に自然の中で生活したいという思いからアウトドアになるケース。かなりの偏見も入っているが、普段キッチンでもやらないパンを焼き、コーヒーを豆から炒る。家庭のキッチンでも簡単じゃないのに、装備の少ないアウトドアでやるのは相当難しくない?って心配になる。
・スタイル系
ここには、夏フェス、森ガールなどのブームに乗って、ファションからアウトドアに入るタイプが当てはまる。
ファッションブームはすごい!泥だらけになる長靴なのに、ものすごいキュート&カラフルになっている。
幼稚園の頃自分が履いていた水玉の長靴を現代風にしたような感じ。
こんな商品が、実際に作られている。
・コレクション系
一方のコレクション系は、カッコは派手では無いが持ち物がすごい。
プロ用の高価な機材を次から次へと買っていく人たちだ。
典型的なのがJET BOILだ。
※JET BOILを地上で持っている人を見かけたら、コレクション系の疑いがある。
容器の側面には保温カバー、下側には金属のフィンがついている。下のフィンが熱を効率的に伝え、100秒で沸騰するんだって。完全にエクストリーム仕様なんだけど、こんなのを買っちゃうのがコレクション系の人。
この商品、だいたい15,000円で売られている。お湯沸すにしてはちと高い。
よっぽどの環境にいる人でなければ、お湯が100秒で沸こうが200秒で沸こうがどうでもいいんじゃないか。それよりも100秒で沸くっていうことは、もう100秒熱していたらどうなるか?
そう、焦げるのだ。
熱の効率が非常に良い分コントロールが難しい。プロ向け、ピーキーな製品なのだ。こんな感じで、ハイエンドなグッズを収集してしまうのがコレクション系の傾向だ。
本気のエクストリームアウトドアなひとから見ると、「なんでお前冬山登るわけでも無いのに、そんな高い寝袋と登山用テント持ってるんだよ」なんて言われたりする。「そもそもおまえ、オートキャンプじゃないか」なんて。
まあプロだけに作っても商売成り立たないので、メーカー的には非常に大事なお客さんだ。
ここまででアウトドアファンの類型をまとめてみたけど、自分は何になるんだろう?
本気で山に登ったり、釣りに打ち込んだりするわけじゃないので、
ポジション的には生活系の部類に入るんじゃないかと思う。ただしコレクション系にならないように注意しながら。※ハイエンドなプロ向けの道具はものすごく魅力的なので自戒の意味も込めて。
プラスするオリジナリティとしてはこんなところだろう。
・ノマドスタイル的な視点
個人的に、新しい働き方としてのノマドワークスタイルを探っているので、その延長としてのアウトドアも考えてみたい。装備や考え方で共有できる部分もありそうだ。
・テクノロジー的にクール&クレイジー
テクノロジー的なクールさは追い求めたい。一般のアウトドアファンから見たらクレイジーに見えるぐらいの。たとえば森の中でプログラミングやっていたとき、クールと思うかクレイジーと思うか?もちろん自分はクールだと思うよ。だって、森の中で作曲をしていても、絵を描いていても、彫刻をしていてもみんなクールだと思うでしょ?それと同じ。
・合理的、実用的、経済的
合理的でも実用的でも経済的でも無いJET BOILは買わない。ダッチオーブンは本当に便利なのか?バーナーは?ぶっちゃけ燻製はうまいのか?など、テクノロジストとしての分析的、批判的な精神を持ち、リーズナブルで実用的なところを目指す。
※今、自分はバーナーよりもカセットコンロに注目している。
・自然に対する敬意、ムードも忘れずに
とはいえ、せっかくアウトドアするのだから、テクノロジーや合理性だけで片付けるのではなく、ムードも重視したい。大荷物かかえて不便な山の中に入る行為が、そもそも経済的ではない。自分はムードやインスピレーションを求めて、アウトドアに興じるのだ。
例えば燃料効率が悪いとわかっていても、蛍光灯やLEDのランタンは光が柔らかくないからなるべくやめとこう。というところかな。
テクノロジストの視点で斜めからアウトドアに入門していったらどうなるか?
これからの展開が楽しみだ。
組織の母集団とOpenPNEユーザーの関係性
- 2010-04-11 (日)
- 社長BLOG
OpenPNEは組織が使うものだと考えている。組織体系が明確で無い場合は、わざわざ特別なサイトを利用する理由が少なく、OpenPNEよりもmixiやtwitterなどのカジュアルなサービスを利用するだろう。
この地域の住民全員に参加して欲しい、うちの全社員に入って欲しい。うちの製品を買ってくれた人だけに参加して欲しい。特定の悩みを持った人だけで交流がしたい。など、
参加して欲しい対象とする母集団や組織が明確なものが、OpenPNEの得意分野だ。
ここで、これまでのマス型のソーシャルメディアと違った要素が出てくる。それは「まだ参加していない人」の存在だ。
従来のサービスでは、サイトに参加していない人はただ参加していないだけで、誰が参加していないかなんて分からない。たいていユーザーの対象は「日本人ならだれでも」になるから、これは当然だ。
一方、OpenPNEは対象の組織を決めてからサイトを運営することが多いので、
「うちの地域住民ではお年寄りがまだ1,000人入ってないな」
であったり、
「うちの会社では営業部門が全然参加していない」
というように、参加していない人が特定できるケースが多い。
図にするとこんな感じで、OpenPNE側にはまだ参加していないけど誰だかがわかっている灰色の人たちがいるわけだ。
こうした特定できている、灰色の人たちに、いかに参加してもらうか?使ってもらうか?がサイトのユーザーを増やし活性化させるための、重要な施策になる。
そこで考えたオプションが二つ。
「組織の強制力を使って参加させる」
・組織の名簿のコピーなどを行い、とりあえず全員参加状態にする。
・組織の強制力を使ってログインさせる。
「ログインをものすごく簡単にする」
・シングルサインオンで、すでに使っているサービスから空気のようにログインできるようにする。
・すでに使っているサービスと同じ番号やパスワードでログインできるようにする。
この二つだ。組織の強制力を使う部分はOpenPNEのオーナーにお任せするとして、自分は
「ログインをものすごく簡単にする」
こちらを追求する。
「対象組織のメンバーがどれだけログインしやすいようにOpenPNEを進化させるか?」
手始めに手嶋屋から取り組む。手嶋屋では会社のメールアドレスや文書管理をGoogleAppsで行っているので、GoogleAppsのアカウントとOpenPNEのアカウントを同期させたい。
そこでOpenPNEを接続するプラグインを作り、メールアドレス(GoogleAppsのアカウント)を発行された全社員(アルバイトも)が手嶋屋の社内SNSにシングルサインオンできるようにする。
外部認証で初期登録画面をスキップする【OpenPNE設計】
- 2010-04-10 (土)
- 社長BLOG
OpenPNE3を世界最大のソーシャルメディアをつくりはじめる最初のバージョンにしたい。
※作り方はヨーロッパ連合方式というか、キングスライム方式というかそんな感じ
ソーシャルメディア同士をどのようにつなぎ合わせる際にはいろいろな課題が、まずは技術的な課題から手をつけて行くぞ。
技術的な課題はとりあえず3つ
1:認証連携
2:ユーザープロフィール連携
3:日記やつぶやきなどのデータ連携
シングルサインオンを前提にするとはどういう事か?
現在OpenPNEでは外部認証を使ってシングルサインオンしたとき、新規ユーザーであれば、以下のようなユーザー登録画面が表示される。
ここで、パスワードを要求される。シングルサインオンを前提にした場合、認証は外部に完全に依存するので、パスワードを登録するシーケンスはスキップしたい。
ついでにいうと、この登録画面自体が表示されるのがわずらわしい。
ユーザー登録を一切せずに、ユーザーの新規登録と初回のログインを完了させたい。完璧というわけではないが、ATNDのシーケンスがこのイメージに一番近い。
※ATNDはイベントサイトなのにメールアドレスを取っていないもんだから、直前の連絡がしにくくて困ることもあるんだけどね。
パスワード再発行時の対処をどうするんだ?なんて、
いろいろ不都合もあるだろうが、とりあえず登録画面をスキップするやり方を標準にしておいて、心配な人だけパスワードやメールアドレスを要求するようにしてはどうだろうか?
Social Network Technologies and Usages にOpenPNE登場
- 2010-04-09 (金)
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GoogleのOpenSocialのエバンジェリスト Patrick Chanezon さんが作ったOpenSocialの資料。OpenPNEが載っていた。
手嶋屋トライアル合格者「グエン トウ」さんが手嶋屋に参加
- 2010-04-08 (木)
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手嶋屋トライアル#1に合格した「グエン トウ」さんが、来週月曜日から手嶋屋に参加する。
彼は大学生人のことなので、アルバイトとして参加してもらう。
詳しい方ならわかると思うが、ベトナムではほとんどの人が「グエン」という名前を持っているのだ。
国家主席もグエン、首相もグエンである。
Wikipedia
OpenPNEを発展させるため、一緒に楽しくやっていきたい。
※メールアドレスの発行が大変だ。
手嶋屋トライアル#2@新宿御苑 開催
- 2010-04-07 (水)
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「世界に広がるOpenPNE、共に創る仲間を募集」
手嶋屋の一員になる、OpenPNE開発者の選考会を行います。
※第二回目です!
・オープンソース開発を職業にしたい
・世界に広がるソフトウエアの開発に参加し、実力を磨きたい
・自分の生み出したソフトエアで世界を良くしたい
こんな意欲を持った方の参加をお待ちしています。
会場 / 手嶋屋新宿御苑オフィス(新宿鈴木ビルA館 7F) (東京都新宿区新宿1-6-8)
URL / URL :http://tejimaya.com/tag/trial
参加条件:
・高校生以上であること
・SSH接続可能な無線LAN付きノートパソコンを持参できること
・2回のトライアル選考会に両方とも参加できること
参加申し込みはATNDから。平日コースと休日コースの2コースに分かれています。
(休日コース) 4/17 11:00~13:00 4/24 11:00~13:00
http://atnd.org/events/3994
(平日コース) 4/19 19:00~21:00 4/26 19:00~21:00
http://atnd.org/events/3995